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・病気は有効性である
人間はよく風邪を引きます。そんな時、貴方ならどの様に対処するでしょうか。
ある人は医師に診てもらい、注射や投薬を受けます。
またある人は薬局にいき、薬を買い求めて飲むでしょう。
しかしそんな特別なことはせず、いつもと同じ生活の中で、
あるいは無理をしないで、自然に治るのを待つ人もいます。
いずれにしても風邪は特別無理をしたり、身体を冷やしたりしなければ
治ってしまいます。
軽い場合は放っておいても治ってしまいます。
では、なぜ風邪は治るのでしょうか。
注射や薬が効くからでしょうか。
しかしそうしたものを必要とせずに治ってしまうのです。
このことは人間の体には病気を治してしまう力が
備わっていることを証明しています。
その自然の力、生命力を「自然治癒力」と言います。
「カゼ」を例にとってここではご説明しましたが、これから先
「自然治癒力」を深く考慮し、理解していきますと、
あらゆる病気が悪い原因を取り除くための身体の
掃除作用(自然浄化作用)であることが判ってきます。
更に自らの体験が繰り返され、身体で理解できるようになりますと、
私たちにとって有効性であることを必ずやご理解いただけるもの
と思います。
・病気は浄化作用であり自然治癒力の現われである
風邪を引くということ自体が、自然治癒力の現われなのです。
風邪を引くと発熱し、汗が出ます。セキやタンも出ます。
これは体内に溜まった毒素を体外へ排出するための有効作用なのです。
つまり、カゼには体内浄化作用があり、毒素が溜まった体を
綺麗にするための作用でありますが、セキも発汗も発熱も、
また痛みもすべて有効性であり、自然治癒力の現われなのです。
こうした例はいくらでも挙げられます。
例えば食べ過ぎたり、痛んだものを食べると嘔吐しますが、
この嘔吐は消化不良を起こしたり、胃腸やその他の臓器に
負担をかけないための、また毒素が体内に広がるのを
防ぐための作用なのです。
自然治癒力は、人間だけでなく、すべての生物が持っています。
例えば動物ならば人間に飼われている家畜やペット以外、
獣医による治療を受けることはありません。
彼らは傷ついたり怪我をしたとき、自らの自然治癒力だけを
頼りにしてじっと治るのを待つのです。
もともと人間の肉体は非常によく調和がとれています。
古代の学者達は人間の肉体に崇敬の念を抱き、宇宙の真理が縮小
されたものと考えてその神秘を探求しました。
悠久の宇宙が持っている自然律、その偉大な力を私たちの
体は分け与えられているのです。
一つの例として、皮膚の役割が挙げられます。
皮膚は人体で最大の臓器であり、人体を保護し、体温調節を行い、
肝臓や腎臓や肺の役割も行なっています。
人間が風邪を引くとこの皮膚は盛んに発汗活動を行ないます。
これは体温調節と共に体内の毒素を排出して肝臓や腎臓の機能を
助ける働きを伴っているのです。
健康も、そして病気さえもが私たちの体にとって必要であり
その病気を克服する力、つまり自然治癒力が私たちには
備わっているのです。
このことは、現代医学にとって最悪の病であるガンについて
さえもいえるのです。医学博士森下敬一の研究によれば、
がん細胞が血液中の毒素を食いつぶす浄血作用を行なっている
というのです。
がん細胞でさえ人間の不健康を健康に戻そうとする、
この自然治癒力の崇高な働きには、まさに驚くべきものがあると
言わねばなりません。
ガンばかりではなく、他の様々な病気も、私たち人間が生きてゆく
上で必要な自然治癒力を構成する一部であると言うことが出来ます。
病気にかかり熱や痛みを発したり咳き込んだりするのは、
直接・間接的な自然治癒力の発露なのです。
病気を悪いとして敵視するのではなく、友好的、又は人体にとって
友好的な善としてとらえるのです。
病気を人間が生きる上で欠かすことの出来ない一要素である
ととらえるとき、自然治癒力についてより深い理解が得られると同時に
病気=浄化作用であり,浄化作用=自然治癒力の現れである
ことがお分かりいただけると思います。
ところで、自然治癒力について考えるとき、忘れることの出来ない
ものに「精神力」があります。
人間が考え、確信し、決断したとき、その人は平素の何倍もの力を
発揮できますが、それを支えているのは精神力です。
そして、この精神力は、自然治癒力にも大きな影響を与えます。
何しろ人間の精神力は自らを生かすことも殺すことも出来るのです。
人間には健康でいるために与えられた何物にも換えがたい偉大なる力
「自らの病を治すところの自然治癒力があるのだ」と正しく理解し、
自然治癒力に対して認識を深めることによって強い信念をも生み、
その信念が強化されるにしたがって、自然治癒力もより強力な
働きを開始します。更に原因を取り除いていくならば
どんな難病・苦病といえども治療させてしまうのです。
人間は本来健康に出来ています。
それは生物である人間固有の力、自然治癒力によるものです。
そしてそのことを理解し、確信したときにこそ新しい健康感が生まれ、
真の健康を手に入れることが出来るのです。
ただし忘れてはならない重要なことは、病気には病気になる
原因があるのですからその原因を取り除かなければ
より重病になるということです。
では病気の原因は何かと申しますと、一つには食物、二つには精神面、
三つには薬毒、四つには医原病、五つには念毒(親からもらった毒素)
等が考えられます。
※病気は本来ない・・・
なぜ病気が本来ないのかと申しますと、病気と思われている
その状態自体が、身体の不調和を調和に戻すための
自然浄化作用(身体の掃除作用=有効性)の現われであるからです。
従来の概念である病気はないことを理解し、さらに病気は有効性
であると認識できるまでに意識の改革がなされることが理想なのです。
・自然治癒医学と現在医学の相違点
自然治癒医学と現在対処療法医学とでは病気に対する考え方が
正反対である場合が多いと言えます。
例えば自然治癒医学では病気は浄化作用であり、不健康を健康に
またホメオシターシス(生体恒常性)の働きで不調和を調和に戻す
人体にとっての有効作用であると結論付けます。
病気として症状が現れるにはその原因が禍してより大きな浄化
(大病)をしなくてもよいように、その原因を取り除くために
自然治癒作用が始まった状態が病気なのです。
(「自然治癒力で病気は治る」福田善昭 著)
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