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昔は一日の最後の食事は正午ごろだったそうだ。
約660年前の後醍醐天皇の撰による「日中行事」という書物には
「朝の午前は牛の刻なり」と記されていて、牛の刻とは、今の時刻であれば、
正午にあたる。
農民は朝起きて、田畑で畑仕事をし、家に帰ってから、昼近くに朝食を取った。
このように、昔の人は朝に食事をするという習慣がなかったようだ。
一般的に朝食を取るという習慣が始まったのは、江戸時代の元禄期の頃の
ようで、人間の歴史から見れば、ごく最近の事である。
私たちは「朝食を取らなければ1日良い仕事が出来ない」「朝食を抜くことは
健康に良くない」という一般常識を教えられてきたように思う。
実際、その一般常識のために、体が欲しがっていないにもかかわらず、
無理をして朝食を食べていたのではないか?
実勢に朝食を食べない人は増えているそうだ。
厚生労働省発表の平成10年版「国民栄養の現状」によると、20歳代の
男性の約30%、女性の15%が「朝食を取っていない」と報告されている。
そして朝食を食べない主な理由として、「朝は食欲がないから」が
「時間がないから」と並んで挙げられている。
朝起きて、すぐには胃や腸は活発に働くことは出来ない。
食欲が湧いてくるのは、胃や腸が食べ物を消化吸収できる準備が整ってから
起きるのではないか?
当然、朝はその準備が出来ていないので、食欲が湧かない。
逆に食べ物を消化吸収できない状態で、食べてしまうと胃や腸に
無理な負担をさせてしまうことになる。
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